代表取締役 木下淳之の著書「異端のイノベーション」を初出版!
オロル株式会社(本社:鳥取県鳥取市、代表:木下 淳之)は、初の書籍「異端のイノベーション」を2022年10月18日(火)より幻冬舎より出版いたします。
■木下淳之プロフィール
鳥取県出身。1993年湘南工科大学情報工学科卒業、同年衆議院議員秘書。当時代表取締役会長を務めていた父の頼みで鳥取に戻り、2011年アサヒメッキ入社。主に能率管理(インダストリアルエンジニアリング<IE>)を担当。製品・サービスの価値向上のためVE提案などの交渉も行うほか、職場環境の改善・改革を推進している。2012年専務に就任。
色調を均一化しながらステンレスを発色させる世界初の技術を開発し、2018年オロル株式会社を設立。
■内容
――「メッキ屋などどこにでもある。価格を下げないなら、同業他社に乗り換える」
衆議院議員秘書を経験したのちに家業であるメッキ会社に入社した著者は、
発注元の強硬な態度を目の当たりにして憤りにも近い悔しさを覚えていました。
「下請け業者イコール相手の言いなりになる者」というこの構図は、メッキ業
界に限らず今日の多くの日本の中小企業で見られることです。
こういった構図や自社の立場を理解していなかった著者は、この関係を覆すの
が極めて困難だということとは夢にも思いませんでした。
――メッキ屋などどこにでもあるというなら、特色をもつメッキ屋になればい
い。
そして、「ステンレスをカラフルに発色させる」という誰もが実現不可能と
思っていたことを成し遂げたのでした。
本書は、著者が素人であるが故の異端の発想でさまざまな困難を乗り越え、ス
テンレスをカラフルに発色させる唯一無二の技術をもつ企業へと変革させた軌
跡をまとめています。
下請け構造からの脱却に悩む中小企業経営者にとって、製品に付加価値を与え
特色をもつ企業へと進化させるためのヒントが得られる一冊です。
■書籍概要
【タイトル】 『異端のイノベーション』
【著 者】 木下淳之
【出版社】 幻冬舎
【ページ数】 194P
【定 価】 1,650円(税込)
■「ORORU(R)(オロル)」とは
「ORORU(R)(オロル)」とは、オーロラの仏語「AURORE(オロル)」を元に命名いたしました。ステンレス表面の腐食を防ぐ薄い酸化皮膜(不動態膜)を化学的に厚くすることで光の反射度合いを変え、23色の色を見せるオロル株式会社独自の技術で特許も取得しております。従来、ステンレスの発色処理は、酸化皮膜の厚さを精密制御することが難しく、材料やロット間で色のばらつきが出ていました。当社では約7年の月日をかけ、酸化皮膜の精密制御をすることに成功。そして大型化や複雑形状への対応も可能としました。世界で唯一の色調均一化を可能としたステンレス発色技術です。