オロル処理【プロダクトベース プロセッシング】

お手持ちの製品があるお客様向けの
【プロダクトベース プロセッシング】

市場で長く支持される定番商品をお持ちのメーカー様が、一般的なシルバー以外のカラー展開に挑戦されるケースなどに向いている方法です。オロル処理は様々なステンレス鋼材に対応しているため、お客様が新規に生産ラインを設置する必要がなく、お手持ちの製品をそのまま納品していただければ、これまで実現できなかった様々な色表現、質感表現にトライすることが可能です。
一方で、オロル処理は塗装ではなく光の屈折をコントロールすることによって色を表現するため、同じ表面処理プロセスにおいてナノレベルで皮膜の厚みを揃えても、ベースの鋼材の種類や表面の滑らかさなどによって、視覚的には異なって見えるという特性を持っています。既にお持ちの製品に発色加工を行う場合は、鋼材の種類など原料が同じであれば、同時に処理したものの中で色味のバラつきが出ることは基本的にありませんが、どのような色味で上がってくるかはその製品の素材によって様々な可能性がありますので、青系・茶系などいくつかの想定色を設定して、サンプルをご確認いただいたのちに本発注という流れになります。

【プロダクトベース プロセッシング】のメリットとデメリット

○既にお手持ちの製品にそのまま発色処理を行うことができるのでコストパフォーマンスが高くなります。
○必要な数だけを処理依頼できるので無駄な在庫が一切出ません。
▲製品の組成や表面の質感によって発色にバラつきが発生する可能性があります。
▲必ず表現したい色がある場合、原理的に到達できない可能性があります。

導入事例

多様なスポーツ用品を手掛けるグローブライド株式会社様の中でも特に大きな需要を抱えるフィッシング用品において
導入いただいたのが、エギング用の「D-snap」です。
小さなパーツですがルアーフィッシングに欠かせないアイテムで、常に水に触れる環境で使用されるためタフさも強く求められます。オロル処理を施したシリーズは従来にないカラーリングと高い耐候性で人気を博しています。

グローブライド株式会社様 ウェブサイト
https://www.globeride.co.jp/

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