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ステンレス発色後の保護皮膜として 「ガラスコーティング処理の量産技術」を確立

世界初の技術で色調の均一化に成功した、ORORU処理(R)のうち、ORORU IIコーティング処理ステンレス製品において高硬度ガラス質膜が発色皮膜と最適な組み合わせであることを確認しました。

■ガラスコーティング処理の概要

ステンレス化学発色処理は当社が独自開発し、登録商標化した表面処理法です。これまでこの方法は皮膜の傷つき易さ、耐薬品性、指紋付着のし易さに課題をもち、工業系の新規開発案件のユーザー様の要望に対応できない状況にありました。この度、ユーザー様の各製品処理においてこれらの品質課題に対応する為、発色皮膜を保護するコーティング技術の開発を進めてまいりました。様々なコーティング技術がある中で、最適なコーティング膜を取捨選択し検討した結果、透明な超薄膜(0.5~2.0μm)の高硬度ガラス質膜が発色皮膜と最適な組み合わせであることを確認および評価し、量産技術として確立することができました。

■コーティング皮膜の特徴

・基材の質感の変化が少なく、ヘアーライン、バイブレーション、ブラスト仕上げといった各表面仕上げのステンレス鋼板への発色後のコーティングに最適な状態になります。

・完全水性無機素材の使用により、安全安心で高透明性、高耐熱皮膜となります。

・高い施工性で後加工にも優位性があります。

・処理後の外観は指紋付着性を抑え、耐指紋性に優れています。

・耐摩耗性は常時鉛筆硬度9Hを維持しています(発色皮膜のみの場合は7H~9H)。

・耐薬品性について、10%ハイター、10%苛性ソーダ、10%硫酸などアルカリ性や酸性の薬品への耐久性が高くなっています。

【施行事例】

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