広島平和記念公園にある原爆慰霊碑前、「平和の池」に設置された多言語説明板に、ORORU®処理をご採用いただきました。本説明板は、広島西ロータリークラブ様より広島市へ寄贈されたものです。
世界中から訪れる人々に、広島が訴え続ける平和への思いを正しく、そして深く伝えるため、説明文は8つの言語で表記されています。「自分の国の言葉で、広島が訴える平和の気持ちを理解してもらいたい」という願いのもと制作されたこの説明板は、国や文化の違いを越え、同じメッセージを共有するための大切な役割を担っています。
碑文に刻まれた「過ちは繰り返しませぬから」という言葉は、ヒロシマの誓いであると同時に、人類全体の未来に向けた決意でもあります。その言葉を伝える場に設置される説明板には、長期間にわたり美しさと視認性を保ち続けることが求められました。
ORORU®処理は、ステンレス素材の表面に形成される酸化皮膜を精密に制御することで発色を行う表面処理技術です。塗装や印刷とは異なり、金属本来の質感を活かしながら、屋外環境においても高い耐久性と安定した視認性を維持できる点が特長です。本事例では、静けさと品位が求められる空間にふさわしい落ち着いた表情を保ちつつ、多言語表記を明瞭に伝える役割を果たしています。
このような尊い場面において、弊社の技術をご活用いただけたことを、私たちも大変光栄に思っております。
「すべての人々が、戦争という過ちを繰り返さないことを誓う言葉」。
このメッセージが、訪れる一人ひとりの心に静かに、そして確かに届くことを願っています。