オロル処理後に折り曲げ加工やプレス加工を行うと、曲げた部分が色ムラのように見える仕上がりになります。
加工自体は可能ですが、意匠面では注意が必要です。
■ 色ムラが生じる理由
オロル処理の発色は、ステンレス表面に形成された非常に薄い不動態皮膜(酸化皮膜)によるものです。
曲げ加工やプレス加工では、
・表面が引き伸ばされる部分
・圧縮される部分
・応力が集中する曲げR部
が発生し、皮膜の厚さや状態が局所的に変化します。
その結果、光の干渉条件が変わり、色調が変化して色ムラとして認識されます。
■ 想定される仕上がりの例
・曲げR部のみ色が薄く見える
・直線部と曲げ部で色が異なる
・光の角度によってムラが強調される
といったケースが一般的です。
■ 推奨される加工順
高い意匠性が求められる場合は、
曲げ加工・プレス加工 → 表面仕上げ → オロル処理®
という工程順を基本とすることをおすすめしています。
やむを得ずオロル処理後に加工を行う場合は、
・色ムラが生じることを前提としたデザイン
・曲げ部が目立たない構成
といった設計上の配慮が必要です。