オロル処理による寸法変化は、ほぼ発生しないとお考えいただいて問題ありません。
オロル処理は、ステンレス鋼表面の不動態皮膜(酸化皮膜)を成長させる処理であり、皮膜の厚さは約0.1~0.3μm(ミクロン)程度と非常に薄いため、寸法精度に与える影響は極めて小さいのが特長です。

また、発色は皮膜厚による光の干渉現象であり、色によって皮膜が極端に厚くなることはありません。
そのため、色の違いによる寸法差も基本的には生じません。

■ 電解研磨を併用する場合の注意点

ただし、電解研磨後にオロル処理を行う場合には注意が必要です。
電解研磨は表面を溶解除去する処理のため、条件や形状によっては、

約50~100μm程度、寸法が小さくなる可能性があります。

この寸法変化は、オロル処理そのものによるものではなく、電解研磨工程に起因するものです。

■ 高精度部品への適用について

高い寸法精度が求められる部品や嵌合部については、

・電解研磨の有無

・要求公差

・使用目的

を事前に共有いただくことで、適切な処理条件や工程の組み合わせをご提案することが可能です。

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