オロル処理後のロウ付、溶接についての仕上がりは?
オロル処理後であっても、ロウ付や溶接といった加工は、SUS素材と同様に問題なく行うことが可能です。
加工そのものに支障が出ることはありません。
ただし、加工を行った部分の色は必ず変化します。
■ 色が変化する理由
オロル処理の発色は、ステンレス表面に形成された不動態皮膜(酸化皮膜)の膜厚によるものです。
ロウ付や溶接では局所的に高温が加わるため、
・不動態皮膜が破壊・再形成される
・皮膜厚が変化する
・表面状態が変わる
といった現象が起こり、処理前の色調は維持されません。
■ 想定される仕上がり
・ロウ付・溶接部のみ色が変わる
・熱影響部が帯状に別の色になる
・元の色が失われ、無発色または黒ずんだように見える
といった仕上がりになるケースが一般的です。
■ 対応・加工順の考え方
意匠性を重視する場合は、
ロウ付・溶接 → 表面仕上げ → オロル処理®
という工程順を推奨しています。
やむを得ずオロル処理後に加工を行う場合は、加工部の色変化を許容する設計、または再処理の検討が必要になります。