オロル処理による耐摩耗性については?

オロル処理は、ステンレス(SUS)素材の表面に新たな金属皮膜を付加する処理ではなく、
素材表面に形成される極薄の酸化皮膜によって発色する表面処理です。
そのため、表面の硬さや耐摩耗性は、SUS素材そのものと同等となります。

めっきのように硬質な層を「のせる」処理ではないため、
擦れや接触によって傷が入った場合には、傷ついた部分の発色が抜け、下地のステンレス色が現れます。
これは皮膜の剥離ではなく、発色を担う酸化皮膜が局所的に損なわれるために起こる現象です。
なお、オロル処理は再処理が可能であり、
再処理を行うことで発色を回復させることができます。
その際の寸法変化は、約0.5ミクロン程度の減肉にとどまり、
多くの装飾部材や設備部品において、実用上ほとんど影響のないレベルです。

この特性から、オロル処理は
・意匠性を重視する部材
・常時摩耗が発生しない箇所
・建築・設備・装飾用途
などに適した表面処理として採用されています。

摩耗条件が厳しい用途については、使用環境を踏まえた上でのご提案が可能ですので、事前にご相談ください。

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