酸化力の強い特殊な薬液を使用し、SUSの不動態皮膜(酸化皮膜)を成長させます。不動態皮膜は元々10nmくらいの薄い透明な皮膜ですが、その膜が成長し、100nmくらいから色がついたように見えてきます。実際には色が付いているいるのではなく、光の屈折、反射によって、色がついたように見える。例で挙げればシャボン玉の透明膜に光が当たった時、干渉色(光と透明な薄い膜)が見えるのと同じ原理です。

ステンレス発色の光沢性を抑え、マットな印象を持たせる処理を施してます。 これによりオロルⅠ、Ⅱに対して、光の反射、屈折による干渉作用を完全に抑えることで、色にマットな印象を与え色調の均一性や識別性を大きく向上させています。

光の反射、屈折による干渉作用を大きく抑えることで、光が当たった時に視る色の認識印象がどの角度からもさらに明確です。 マットな光沢がもたらす効果で、金属とは思えない落ち着いた印象や、温かみのある色調を得ることが可能です